昔から人はいろいろなストレスに悩まされてきました。
仕事、人間関係、家庭関係など、人によってさまざまな悩みがあると思います。
特にここ20年程でインターネット、SNSの普及により、便利な反面新たなストレスも増えました。
そんな悩みを誰かに相談したい!っと思う人は多いでしょう。
でも実際相談してみると・・・
仕事の人間関係に悩んでて・・・
そっかぁ!でもみんな我慢して働いてるんだよ。
ハジメも頑張ろう!
こういったアドバイスが返ってきて、逆に⇩
- 自分の我慢が足りない
- もっと努力しないと
- 頑張らないと
っと自分を追い込んでしまいます😢
しっかりと話だけを聴いてくれる人は本当に貴重な存在です!
もし身近にいたら感謝しましょう<m(__)m>
注意!あんまり愚痴ばっかり言ってると、そういった人も離れて行ってしまうので気をつけましょう💦
ではどうしたらいいのか?
自分が取った方法は
過去の偉人にアドバイスを受けよう!
というものです。
実際には話すことは不可能なので、その人の言動や考え方が書いてある本を読んで、自分の悩みに当てはめて考えてみています!
この方法のメリットは⇩
- 余計なアドバイスをしてこない!
そもそも直接話しているわけではないので - 時代を超えて人々に語り継がれる考え方を知れる!
人の悩みは尽きません『昔の人の話だから』と侮るなかれ - どこでも、いつでも相談できる!
本にいる過去の偉人はいつでもあなたを待っています
自分は日々過去の偉人に悩みを相談しています。
現代に例えると、ヤフー知恵袋などの相談と回答をみて、自分に当てはめて考えるという感じでしょうか?
今日はそんなあなたの悩みを聴いてくれる本をこれから紹介していきます!
『奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業』紹介
今日紹介するのはこの本!
奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業
まず、エピクテトスって誰?
と皆さんなると思います。
自分もそうでした💦
エピクテトスは古代ローマのストア派という学派の哲学者です!
奴隷という当時の最下層の身分ながら、後に哲学者として学校も開き、その答弁を記録した文章をローマ皇帝も愛読していたという異色の経歴の持ち主です😮
今回紹介する本は
そのエピクテトスの言葉をマンガを使いながら紹介するという本です!
現在様々な哲学の本を読んでいるハジメが
- 読みやすさ
- わかりやすさ
- 人生への影響度
この三項目を星五つで評価していきます!
それでは行きましょう😁
読みやすさ ★★★★★
読みやすさは満点!!
書籍の構成としては
- マンガでエピクテトスと奴隷のニウスという青年のやり取りを紹介
- エピクテトスの言葉の紹介
- 著者の解説
この流れで物語は進んでいきます!
それぞれのお題に対してエピクテトスが答えていくという形式です!
※大体1話1~2分くらいで、全部で27話あります。
1話が短いので、途中でも休みやすいです!
漫画はかおり&ゆかりさんという双子の姉妹が書いています!
こんな感じのかわいいキャラです⇩
哲学の本というと難しいイメージがありますがこの本は違います!
自分は漫画も好きなので本に入りやすくて良かったです👍
ちなみにkindleでの平均の読み終わり時間は1時間23分です!
わかりやすさ ★★★★☆
わかりやすさも高得点の4!
哲学の本は難しい言葉が並んで理解もしずらいイメージがあります。
エピクテトスの言葉は『語録』と『提要』というエピクテトスの言葉をまとめたものから引用されています。
そして時代も違うためなのか、ちょっと何言ってるかわからない言葉もあります(笑)
そこで頼りになるのがマンガと上智大学哲学科教授の荻野弘之さんによる解説です。
エピクテトスの言葉を現代の例にも置き換えて解説してくれます😁
なるほど😮と思いますよ!
人生への影響度 ★★★★☆
ここも星4つ!
哲学のストア派というと、なんのこっちゃとなると思いますが、この表現はいろんなメディアで聞いたことがあると思います。
物事を自分でコントロールできる事とコントロールできない事にわける!
自分はスポーツ選手がインタビューなどで言っている事を聞いた事があります(松井選手とかイチロー選手)
あなたが知っている偉人も実はエピクテトスの影響を受けています⇩
- ニーチェ(哲学者)
- 夏目漱石
- パスカル
- マルクス・アウレリウス(ローマ皇帝)
など
時の権力者から学者、作家と様々ですが現代人にこそ、この考え方は必要だと自分は思います!
ネット上での誹謗中傷、フェイクニュースなどあなたの力でどうにかできると思いますか?
エピクテトスが現代人だったらどう思ったでしょうか?
この本を読んでハジメはどう変わったか
ではこの本を読んだら何が変わるの?
という人の為に自分が読後に感じた事を書いていきます!
物事の捉え方が変わる!
この本を読んだ後に・・・
以前から知っていた『コントロールできるものに力を使う!』という考え方が、自分の中に落とし込めた気がしました🧐
自己紹介でも書いていますが、自分はうつ病を発症し、数年間抑うつ状態の寛解と再発を繰り返した状態が続きました。
今は精神的にも安定していますが、日々大きなストレスがあるイベントがあると『再発の恐怖』が蘇ってきます😢
うつの発症時はすべての物事に対して全力で望んでいました!
言葉だけ聞くと頑張っていて良い事のように感じますが大きな間違いでした💦
それは他人の評価など自分ではコントロールできないものまで、変えようと頑張っていたからです!
結果としてメンタルダウンしてしまいました・・・
この本にも書いていましたがストア派の基本戦略として⇩
『我々次第であるもの』と『我々次第でないもの』の境界を正確に見極めて、前者つまり自分の裁量の範囲内にある物事にだけ、自分の欲望の対象を限定することにある。
奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業より引用
という一文があります。
- 職場で昇進したい
- あの人に好かれたい(嫌われたくない)
『~したい』という気持ちは頑張るモチベーションにもなると思います。
しかし上記の例のような他人の評価は自分でコントロールできるものではないです!
人の頑張れる量には限界があると思います。
であれば自分の力の及ぶ範囲の物事に力を注ぎませんか?😁
本当の意味での自由が手に入る!
この本は奴隷の青年ニウスの日々感じる悩みや迷いをエピクテトスが正しい方向に導いていく、という構図になっています。
本の最初に奴隷という立場からニウスはこのように感じています⇩
あー僕の人生終わってる・・・
どうでしょう?
どこか現代の日本人にも共通するところがあると思いませんか?
私たちは当然奴隷ではないですが、社会の『いろいろな事に我慢しながら、しっかりと働かなければならない』という考え方に支配されていると思います🤔
そう考えると社会の一般論に支配される現代の人々もそういった『思考の奴隷』になっています。
少し長いですがエピクテトスの言葉を引用します⇩
病気は身体の妨げではあるが、意志の妨げではない。もし意志がそう欲するのでなければ。肢体不自由は脚の妨げではあるが、意志の妨げではない。
引用:エピクテトス『提要9』
君が出くわすことになるどんな事態に際しても、このことをあえて自分に言い聞かせるがいい。そうした困難は、何か別のことの妨げではあるが、君自身の妨げではないことがわかるだろうから。
ブラック企業で働くことは、長時間自分の身体を拘束されているのと一緒です。
そんな時に自分の意志まで、会社に囚われていたら先ほど言った『思考の奴隷』になっています😵
長時間労働が辛い😢
でも社会人としてサボらずに一生懸命に働かないと・・・
ここで何が言いたいかというと
ブラック企業に身体的には拘束されていても『ここで働く/働かない』という自分の意志は自由だという事です!
幸いブラック企業で働いていても奴隷ではないので、現代の私たちは退職することが出来ます!
あなたの『意志』までブラック企業に握らせていいのでしょうか?
自由になりましょう👍
最後に・・・読書のメリット
自分は読書は『人生を変える最良の行動』だと思っていますが、こういう方も多いでしょう⇩
- そんなゆっくり本読んでる時間ないよ!
- 面倒くさい
- 活字が苦手
確かにわかります🤔
実際自分も抑うつ状態が強い時は、活字が全く頭の中に入ってこなかったので全然読書はできていませんでした💦
ただそういうかたにこそ覚えていて欲しいこととして⇩
読書をする事自体が大事なのではなく、『いろんな人の考え方に触れる』事が大事です!
活字が苦手ならマンガでも良いですしね😊
人は辛い時には考え方が狭くなってしまって、自分を追い込んでしまいます。
そんな時にいろんな考え方に触れることで『道は一つではない!』と思う事が出来るでしょう😊
あなたの進める道は沢山あります。
そしてどれを選択するかは『あなたの意志』です😁
自分の自由を取り戻しましょう!
いかがだったでしょうか?
もし『この本を読んでみたい!』っと思った方は是非読んでみてください📚
※電子書籍もあります!
それではまた👋
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